waiasu’s diary

バーグマン200のカスタムをメインに。

弱化センタースプリング組込み

弱化センタースプリング組込んで見ました。

まずはスプリングのみ交換。条件が変わらない様に他は一切清掃すらせず。変速前半がスズキらしくない普通な一定回転数での変速に。ちょっとパワーバンド外れてる感はありますがトルク感があります。過去に感じた単純にWRを重くして変速回転数を落とした時の強烈な違和感は無いです。すごく楽ですが面白くない感じ。変速中のキックダウンは変速回転数を考慮すると感じ取れる違和感は無し。変速終了後はちょっと軽く回るかな?程度。

スプリング交換+WR19gにするとこんな感じ。7000rpmを割込む時間がグッと減って右肩上がりに。変速終了までは良いのですが、上がパワーが無い感じ?向かい風に弱いような?程度。あまり好きじゃないです。

最後にスプリング交換のみ+WR純正+小細工。最初の状態にチマチマした小細工。WRの完全グリスレスやシューの清掃など初期に変速し難い様に。7000rpmは割っているのですがキレイに右肩上がりに。変速終了後もWR重い方が良い感じ。乗っていて1番しっくり来るのでこれで暫く様子を見ようと思います。

本当はスプリングの線径を細くして線間密着を抑えたいところですが、僅かに開いたところでベルト接触面の最深部を加工しないとベルトにダメージを与えそうです。現状でもギリギリ。

そもそもセカンダリへの組込み長が32.5~48.5mmなのに線径Φ4.3mmの7巻で30.1mm。ねじりながらの動作もあるので8巻で34.4mmに部分的になるのでツメ部分のスプリングの側面同士が擦れた後があります。

結果、胴振れを起こしてトルクカムカバーにあたっている気がします。別に変速の妨げになる訳ではないのですが気持ち悪いです。スプリングでストッパーにしている訳で無いでしょうし圧縮長の80%を超えるような使い方にはちょっと疑問も。プライマリもですが設計が限界を狙い過ぎな気がします。素人目線ですが。

全開ゼロスタートですが若干遅くなり上では早くなる誤差程度の結果に。ベルトの張りが弱くなった為に初速のダイレクト感が失われ、フリクションロスが減ったので上が若干伸びるのかな?と。誤差程度ですが。

今回組込んだスプリングのスペックはΦ4.3の0.31kg/mm 新品は長いですが組込むと初期へたりで5mm程縮むようです。

○165mm クリープテンパー処理
(171mmの95% 176mmの91% の反力)
圧縮量(組込長) 反力
115mm(50mm) 35.65kg
135mm(30mm) 41.85kg

○171mm 使用済み
圧縮量(組込長) 反力
121mm(50mm) 37.51kg
141mm(30mm) 43.71kg

○176mm 新品未使用
圧縮量(組込長) 反力
126mm(50mm) 39.06kg
146mm(30mm) 45.26kg

弱化センタースプリング製作

縛ってなたね油で煮たら自由長が新品176mmに対して165mm -11mmの弱化センタースプリングの完成。

200℃×30分で処理。もう少し縮まないかなと2度目の処理をしてみましたが変化なしでした。

新品未使用は176mmですが、組込んで使用すると比較的早い段階での初期へたり?(その後は縮まない)で使用下限の171mmになる設計の様です。

新品に対しては-9%ですが通常使用品に対して-5%程度の反力になります。違いが分かるのかちょっと微妙な感じですかね。

レートは変わらずの全長での初期荷重のコントロールなので、圧縮距離が大きくなる程変化量が少なくなります。欲しい特性とは異なりますが、とりあえずはこれで妥協します。

クリープテンパー

結局センタースプリングの製作は費用面で挫折しました。多くの会社で材料の購入単位の関係でお断りされ、ツメ付きセンタースプリング製作した事ありますって会社では希望する精度は出せないと断られ…。ちゃんと出来そうな返答を頂ける大手の会社は1本5万円前後と言う状況です。

コストと技術レベルのバランスがとれた会社があれば教えて下さい。

とりあえず手っ取り早く側圧を下げる為に純正スプリングのDIYでのセッチングを検討します。方法としては、クリープテンパーで試して見ようかと。素人が熱処理とか大丈夫かって心配はありますが。組織的な変化を起こさないよう200℃程度で。ショット後のナマシもこの辺の温度域と思われるので多分大丈夫では?と言う感じです。


ホントに縮むの?って事で小さなスプリングを10分程煮て実験。ちゃんと縮む様なので純正部品を手配中です。材質や巻の違いでどうなるかはわかりませんが1本600円なので気軽に試せます。

センタースプリング到着


Φ4.2mmのセンタースプリングが製作完了して受け取ったのですが、体重計の圧縮で30kg近辺の同一圧縮長さで同等~+3%(1kg)程度。強くなると言う結果に。

左が純正品。右が製作して頂いた物。座巻き部分が多く有効巻数が減少している様な状態。30mm程縮めると線間密着してしまいます。



ピッチのバラツキが大きく座巻きからの立ち上がりが遅く緩い角度になっています。

片側が特に酷く立ち上がりから半周程ほぼ平行になっています。

例えばですが有効巻数を4.5としたとき、Φ4.3mmよりちょっと強いと言う結果に。

簡単なスプリングなのですが単純に不良品のような気がします。

問い合わせ中ですが返信が催促をしないとありません。受注の連絡や振込先の問い合わせへの返信も無く発送時も連絡無しとちょっと不安でしたが、突然電話をしてきたりとちょっと恐怖すら感じます。きちんと部品さえ出来ればと思っていたのですが…。返信があっても一切状況確認は無く全く会話が成立しない状況です。



4/1現在2週間経過しましたが相変わらず会話が成立せず、ねじりバネだと思ったと言うとんでもない報告や今更ストローク幅を求めてきたり、誤差程度しか違いがないと言いながら勝手に手直しの手配を始めたりと訳がわからない状況に。流石に疲れたのでオーダー品と言うことを考慮しても異常な事態と言うことを伝えて返金となりました。バイクのフォークスプリングやサスペンションのスプリングの製作実績もあるようなので安心して発注したのですが形としては仕上がってきましたが残念な結果に。4.1mmで無料で作りますとの提案もありましたが問題はそこじゃないんですけど…。

今回は自宅でも簡易に計測出来るスプリングなので気付けましたが、そのまま組込んでいたらそんなもんなのかな?と言う結果になったと思います。プラシーボ効果的な。

B+COM PLAY 取り付けベース異音

SHOEI専用の取り付けベースを使っているのですが、高速を走るとパキパキ音が出るので軽くメンテ。

2ピースになっているので分割して接触部分をグリスアップ。

擦れた跡があったので多分下側だと思われます。剥がしたついでにヘルメットへの両面テープでの貼り付けも三角形の上側2本だけに。形状がイマイチで点当たりだったので。

静かになって快適。

給油口フタ カギ清掃

フューエルタンクキャップのカギの戻りが悪いのでパーツクリーナーでジャブジャブ洗って鍵穴用スプレーを注油?パウダーですが。外しておいたOリングは単体でシリコンでグリスアップの後取り付け。

潤滑スプレーやシリコンスプレーでも良いんでしょうが、油がホコリを呼ぶのを嫌ってパウダータイプを使っています。

そもそもキーシリンダー裏のOリングは緩いと水が入ってしまうのでキツめなのですが、それなりにスムーズになりました。

センタースプリング考察

センタースプリングを変えたいのですが、スズキのカギ付きスプリングなので他車種から流用も難しい。内径的にもほぼ全滅。

純正のスペックは、自由長170mm 内径56mm 線径4.3mm 有効巻数5巻 座巻各1巻 同一周上の両端に突起7mm 30kg(60mm) 35kg(44.5mm) の実測値からバネレートは0.32kg/mm

計算上では3.06N/mmなので0.312kg/mm ほぼ一致します。内径を同寸で線径を4.2mmとすると

0.285kg/mm 91.5%(−8.5%)になります。程良い感じ?と思って既に発注済みです。材質は純正同等と思われるSWOSC−Vで。ベルトが滑るかな?とか懸念事項はありますが、クラッチタイトのテスト時はベルトの滑りなんて一切感じさせずしっかりと先行してクラッチが滑ってくれるので多分大丈夫でしょう。

カギ付きスプリングなので切り飛ばしてベアリングスライダー入れて…とか考えたのですが、以前他車種で入れた時にスライダー分の厚みを考慮した純正同等のスプリングが用意出来なく、セット長の関係で選択肢も狭まり結局純正より高い張力になってしまいました。入れて良くなった、安定した何て話ばかりですが、単純にセンスプ強くなっただけでは?と思いモヤモヤした記憶。導入して良くなったと評価するには、同じレートや張力でパーツ単体で正しく評価してるんですかね?最初から線間密着まで相当余裕があり、スライダーのオフセット相応の張力を相殺出来るスプリングが存在している車種ってあるんでしょうか?とか考えてしまうのでやめておきます。

バネのねじりの不安定要素を排除してベルトを挟む力を限界まで弱くして、トルクカムを戻す力をねじりで確保して余分な機構が無くメンテナンスフリーな状態。純正状態がスライダーを入れるより有利だと思います。

バーグマン用の社外センタースプリングは何処からも出て無いんですけどね。

そんなに変わらないと思いますが、一応19gのウエイトローラーも準備して待機。

東海バネ工業株式会社 ばね検討ソフト コイルばねっと を使用しています。