waiasu’s diary

バーグマン200のカスタムをメインに。

クランクシャフトインストール

素人なのでコツのいらない組み込みをして見ました。
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サービスマニュアル通りに組むのが好きなので、従いたいのですが圧入の公差の関係で、クランク側にベアリングが残る可能性が大の為プラスチゲージでのシム厚調整をしない方法です。

●ケースを洗浄し、左右ベアリングを叩き込み
何も気にせず、ベアリング外輪サイズのカラーを用意して叩き込みます。キッチリ奥まで。内側には一切ストレスを掛けない様にします。

●左右ケースを組み立て
液体ガスケットを塗らず規定トルクで組み立てます。

●左右ベアリング外輪間の距離を正確に計測
外したクランクで大よその長さを求めておき短めのゲージ+シクネスゲージで、正確に取ります。きちんとベアリングが入っているかの確認も兼ねて外輪間の円周上のいろんな位置で計測します。

●クランクのベアリングあたり面の幅を計りシムを算出
取り付けるクランクのベアリング当たり面を計測してシムを選定 0が理想ですが、クランクの歪み等もあるので今回は-0.03mmのクリアランスに調整しました。
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インストーラーを使って引き込み
カラーを入れて内輪を最後まで引き込みます。手で回して見て素直に回ることを確認&重さを覚えておきます。

●シムを入れてインストーラーを使って合体
液体ガスケットを塗り、シムを入れ何も気にせず内輪を最後まで引き込みます。で、規定トルクでケースを締め付け。シムの選定が正しくケースの芯が出ていれば、片側の時と同程度の力で、スルスル回ります。

オイルシール打ち込み
素直に回ることを確認して最後にシールを打ち込み完成。
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これで、計算上では、ベアリングのアキシアル方向のズレは各0.015mm以下どちらのベアリングにも嫌な負荷を全く掛けずに組込み出来ました。